101.1 ハードウェア設定の決定と構成
USBコントローラ
/proc ディレクトリ
101.2 システムのブート
Linuxシステムのブート手順
カーネル ログ・メッセージ
101.3 ランレベルの変更とシステムのシャットダウンまたはリブート
ランレベル
cmd: shutdown
102.1 ハードディスクのレイアウト設計
ボリュームの種類
102.2 ブートマネージャのインストール
GRUB(GRand Unified Bootloader)
102.3 共有ライブラリを管理する
102.4 Debianパッケージ管理を使用する
cmd: dpkg
102.5 RPMおよびYUMパッケージ管理を使用する
cmd: rpm
cmd: yum
103.1 コマンドラインで操作する
メタキャラクタ
103.2 フィルタを使ってテキストストリームを処理する
テキストフィルタコマンド
cmd: sort
103.3 基本的なファイル管理を行う
cmd: tar
cmd: ls
cmd: touch
cmd: mkdir
103.4 ストリーム、パイプ、リダイレクトを使う
103.5 プロセスを生成、監視、終了する
cmd: ps
cmd: kill
シグナル
103.6 プロセスの実行優先度を変更する
cmd: nice
103.7 正規表現を使用してテキストファイルを検索する
103.8 viを使って基本的なファイル編集を行う
viエディタの基本的なキー操作
viエディタの基本的なコマンド
104.1 パーティションとファイルシステムの作成
104.2 ファイルシステムの整合性を保持する
104.3 ファイルシステムのマウントとアンマウントをコントロールする
104.4 ディスククォータを管理する
104.5 ファイルのパーミッションと所有者を管理する
104.6 ハードリンクとシンボリックリンクを作成・変更する
104.7 システムファイルを見つける、適切な位置にファイルを配置する
105.1 シェル環境のカスタマイズと使用
bashの設定ファイル
105.2 簡単なスクリプトをカスタマイズまたは作成する
105.3 SQLデータ管理
106.1 X11のインストールと設定
106.2 ディスプレイマネージャの設定
106.3 アクセシビリティ
107.1 ユーザアカウント、グループアカウント、および関連するシステムファイルを管理する
107.2 ジョブスケジューリングによるシステム管理業務の自動化
107.3 ローカライゼーションと国際化
108.1 システム時刻を維持する
108.2 システムのログ
108.3 メール転送エージェント(MTA)の基本
108.4 プリンターと印刷を管理する
109.1 インターネットプロトコルの基礎
109.2 基本的なネットワーク構成
109.3 基本的なネットワークの問題解決
109.4 クライアント側のDNS設定
110.1 セキュリティ管理業務を実施する
110.2 ホストのセキュリティ設定
110.3 暗号化によるデータの保護
雑記
その他のコマンド
2014-05-15
実習::ハードウェアの設定
実習::共有ライブラリの確認
2014-05-19
実習::RPMパッケージの管理
実習::シェル変数と環境変数
実習::コマンドライン操作
2014-05-22
実習::manマニュアル
実習::テキストフィルタコマンド
2014-05-26
実習::パイプとリダイレクト
2014-05-29
実習::シンボリックリンクとハードリンク
実習::パーティション、ファイルシステム、マウント
2014-06-02
演習::ファイルシステムの管理
演習::シェル環境のカスタマイズ
2014-06-23
演習::ユーザーとグループの管理
演習::ジョブスケジューリング
2014-06-26
実習::システムクロックとNTP
演習::ネットワークの基本コマンド
2014-06-30
演習::基本的なネットワーク構成

# 出題範囲 101: http://www.lpi.or.jp/lpic1/range/ver3.5/range101.shtml

# 出題範囲 102: http://www.lpi.or.jp/lpic1/range/ver3.5/range102.shtml

# 実習課題: http://lpic.jp/lpicvm/

101.1 ハードウェア設定の決定と構成

USBコントローラ

USB1.1はカーネル2.4から、USB2.0はカーネル2.6から対応している。 | |:USB規格|:モジュール(2.4)|:モジュール(2.6)| |UHCI|USB 1.1 |usb-uhci |uhci_hcd | |OHCI|USB 1.1 |usb-ohci |ohci_hcd | |EHCI|USB 2.0 |なし |ehci_hcd |

/proc ディレクトリ

各種のシステム状態について参照できる /proc/cpuinfo : CPU /proc/dma : DMA転送 /proc/ioports : I/Oポート /proc/interrupts: IRQ /proc/pci : PCIバス

101.2 システムのブート

Linuxシステムのブート手順

1, BIOS 最も物理的な部分を管理するシステムで、通常はマザーボード上に実装されている。 システムの電源投入直後に読み込まれ、簡易的なシステムチェックと記憶装置の認識を行った後、 記憶装置(通常はHDD)内のMBRを読み込みブートローダを起動する。 2, ブートローダ BIOSにより起動され、カーネルを読み込み、起動する。 LinuxではGRUBと呼ばれるソフトウェアが利用される。 3, カーネル ブートローダにより起動され、様々な初期化処理を行う。 Linuxシステムの中核。読み込み後、initプロセスを起動する。 4, init 最初に起動されるプロセスで、PID(プロセスID)は必ず「1」。 「/etc/inittab」から設定情報を読み込み、アプリケーションの起動などを行う。 ※ initプログラムには幾つか種類があり、「Upstart」と「systemd」については「/etc/inittab」を利用しない。

カーネル ログ・メッセージ

/var/log/messages カーネルログなど、Linuxシステムにおいて最も中心的なログファイル。 ※ 「message」ではない /proc/cmdline ブートローダがカーネルを起動した際に、指定されたパラメータが記録されるファイル。 # dmesg カーネルがメッセージ出力に利用するバッファの内容を表示する。 システム起動時のメッセージ等が確認できる。 ※ ただし、リングバッファであるため、バッファの容量を超過した場合は古いものから上書きされる。

101.3 ランレベルの変更とシステムのシャットダウンまたはリブート

ランレベル

Linuxの動作モードの定義で、レベル0〜6の値で表現する。 |0|システムシャットダウン |1|シングルユーザモード( s または S とも表記する) |2|マルチユーザモード、NFS(ファイル共有)なし |3|マルチユーザモード |4|未定義 |5|マルチユーザモード(グラフィカルログイン) |6|システム再起動 ランレベルの変更 # init [ランレベル] または # telinit [ランレベル] ※ 0や6を指定することで、シャットダウンや再起動の実行も可能。 デフォルトランレベル 起動時にinitにより設定されるランレベル。 「/etc/inittab」に「id:5:initdefault:」のように記述することで指定できる。 ランレベルの表示 # runlevel 2つの文字が返され、1文字目が「1つ前のランレベル」、2文字目が「現在のランレベル」を表す。 「N」はランレベルが変更されていないことを示す。

cmd: shutdown

システムのシャットダウンや、再起動を行う # shutdown -h // 即座にシャットダウン # shutdown -r // 即座に再起動 # shutdown -h 22:00 // 22時にシャットダウンを計画 # shutdown -h +15 // 15分後にシャットダウンを計画 # shutdown -h +20 "sh down" // "sh down"と表示して、20分後にシャットダウンを計画 # shutdown -c // シャットダウンや再起動をキャンセル ※ # reboot は再起動を意味するが、時間及びメッセージの指定は行えない。

102.1 ハードディスクのレイアウト設計

ボリュームの種類

物理ボリューム(PV: Physical Volume): 物理的なハードディスク、ディスクそのもの pvcreateコマンドによって作成(初期化)する ボリュームグループ(VG: Volume Group): PVを束ねるグループ vgcreateコマンドによって作成する 論理ボリューム(LV: Logical Volume): VG内に作成するパーティション lvcreateコマンドによって作成する

102.2 ブートマネージャのインストール

GRUB(GRand Unified Bootloader)

最もメジャーなブートローダ 「GRUB Legacy(GRUB1)」と「GRUB2」の2つのバージョンがある インストール: # grub-install [デバイス] GRUB Legacy(GRUB1)の設定: 「/boot/grub/menu.lst」を編集する ハードディスクの指定はディスク番号・パーティション番号共に0から数える GRUB2の設定: 「/boot/grub/grub.cfg(または/boot/grub/grub.conf)」を編集後、「# update-grub」を実行 ハードディスクの指定はディスク番号を0から、パーティション番号を1から数える

102.3 共有ライブラリを管理する

102.4 Debianパッケージ管理を使用する

cmd: dpkg

パッケージの追加・削除や管理を行う オプション: -i: 指定したパッケージのインストール -r: 指定したパッケージのアンインストール(--remove、設定ファイルを残す) --purge: 指定したパッケージのアンインストール(すべてのファイルを削除) -l: パターンを指定してパッケージを検索 -L: インストール済みのパッケージを表示 -s: インストール済みのパッケージの詳細情報を表示 -C: インストールが完了していないパッケージを表示

102.5 RPMおよびYUMパッケージ管理を使用する

cmd: rpm

パッケージの追加・削除や管理を行う オプション: -i: 指定したパッケージのインストール -U: 指定したパッケージのアップグレード(存在しない場合は新規インストール) -F: 指定したパッケージのアップグレード(新規インストールは行わない) -e: 指定したパッケージのアンインストール -q: インストール済みのパッケージに関する情報を表示(または、指定したrpmファイル) -V: パッケージを検査する -p: インストール前のパッケージを扱う -v: パッケージのバージョンを表示 インストール済みのパッケージを表示: $ rpm -q [パッケージ名] [追加オプション] 追加オプション: -c: 設定ファイルを表示 (--configfiles) -i: パッケージ情報を表示 (--info) -l: ファイルを表示 (--list) -d: ドキュメントを表示 (--docfiles) -R: 依存するパッケージの表示 (--requires) --changelog: 更新履歴の表示

cmd: yum

パッケージの追加・削除や管理を行う オプション: install: 指定したパッケージのインストール remove : 指定したパッケージのアンインストール update : 指定したパッケージのアップデート info : 指定したパッケージの詳細情報を表示 list : パッケージの一覧表示 search : キーワードによるパッケージの検索 check-update: アップデートの一覧表示 grouplist : パッケージグループの一覧表示 groupinstall: 指定したパッケージグループのインストール ※ 関連コマンドとして、パッケージファイルのダウンロードを行う「yumdownloader」が存在する

103.1 コマンドラインで操作する

メタキャラクタ

シェル上で特殊な扱いを受ける文字 \: エスケープ ?: 任意の1文字 *: 0文字以上の任意の文字列 $: 続く文字列を変数名として扱う(例: echo $PATH) ': 範囲を文字列として扱う ": 範囲を文字列として扱う(ただし、変数名やエスケープは解釈する) `: 範囲をコマンドとして実行する(バッククォーテーション、Shift + @キー) ~: 各ユーザのホームディレクトリ .: カレントディレクトリ ..:親ディレクトリ

103.2 フィルタを使ってテキストストリームを処理する

テキストフィルタコマンド

表示系: cat : すべてを表示する head : 先頭を表示する tail : 末尾を表示する cut : 指定したフィールドを表示する 編集系: nl : 行番号をつける(cat -bと同じ) sort : ソートする expand : タブをスペースに変換する unexpand: スペースをタブに変換する uniq : 重複行をまとめる(要ソート) split : 行数を指定して分割する pr : 印刷用に整形する fmt : 行あたりの最大文字数を指定して整形する 結合系: paste : 行単位で結合する(行数をキーとする) join : 行単位で結合する(フィールドの値をキーとする)

cmd: sort

テキストをソートする オプション: -k: ソートするフィールドを指定(左からの列番号) -n: 数値として扱う -t: 区切り文字を指定 -b: 行頭の空白を無視 -f: 大文字/小文字を区別しない -r: 降順にソート(指定しない場合は昇順)

103.3 基本的なファイル管理を行う

cmd: tar

ファイルをアーカイブする オプション: c: 新しいアーカイブを作成 (--create) x: アーカイブを展開 (--extract) t: アーカイブの内容を表示 (--list) f: アーカイブファイルを指定(--file=) v: 処理中に情報を表示 (--verbose) z: gzipを使用する (--gzip) j: bzip2を使用する

cmd: ls

ファイル一覧を表示する オプション: -a: 隠しファイルを表示する (--all) -A: 隠しファイルを表示する (--almost-all) (ただし「.」と「..」は除く) -F: 名前の後にファイルタイプを表示する (--classify) -i: inode番号を表示する (--inode) -l: 詳細情報を表示する -R: 配下を再帰的に探索して表示する (--recursive)

cmd: touch

ファイルのタイムスタンプを変更する オプション無しでファイルを指定した場合、現在の日時が設定される オプション: -t: 変更する日時を指定 -a: アクセス日時を変更 -m: 修正日時を変更

cmd: mkdir

ディレクトリを作成する オプション: -m: アクセス権を指定する -p: 親ディレクトリが存在しない場合、自動的に作成する(--parents)

103.4 ストリーム、パイプ、リダイレクトを使う

103.5 プロセスを生成、監視、終了する

cmd: ps

実行中のプロセスを表示する オプション: a: すべてのプロセスを表示する x: 制御端末のないプロセスも表示する f: ツリー形式で表示する

cmd: kill

pidを指定してプロセスを終了させる オプション: -s: シグナルを指定する ※ 指定しなかった場合、「15: SIGTERM」が送信される

シグナル

プロセスを終了させる方法の種別 1 : SIGHUP : Hangup : 端末との接続が終了 2 : SIGINT : Interrrupt : キーボード割り込み(Ctrl + C) 3 : SIGQUIT: Quit : プロセスの中止 4 : SIGILL : Illegal instruction : 不正な命令 5 : SIGTRAP: breakpoint trap : トレース、ブレーク・ポイント・トラップ 6 : SIGABRT: Aborted : abort() 8 : SIGFPE : Arithematic exception: 浮動少数点例外 9 : SIGKILL: killed : killシグナルによる強制終了 11: SIGSEGV: Segmentation fault : 不正なメモリ参照 13: SIGPIPE: Pipe : パイプ破壊 14: SIGALRM: alerm : alarm()、sleep()、usleep() 15: SIGTERM: Termination : kill()による終了要求 16: SIGUSR1: User Signal 1 : ユーザ定義のシグナル1 17: SIGUSR2: User Signal 2 : ユーザ定義のシグナル2

103.6 プロセスの実行優先度を変更する

cmd: nice

優先度を変更して、プロセスを実行する $ nice [優先度] [コマンド] 優先度は、-20〜19の間で指定する 値が小さいほど優先度が高いが、マイナス値の指定にはroot権限が必要 優先度を指定しなかった場合、デフォルト値(0)に10を加算した値として扱う ※ 実行中のプロセスの優先度は、「renice」コマンドで変更できる

103.7 正規表現を使用してテキストファイルを検索する

103.8 viを使って基本的なファイル編集を行う

viエディタの基本的なキー操作

h: カーソルを左に移動 j: カーソルを下に移動 k: カーソルを上に移動 l: カーソルを右に移動 ^: カーソルを行頭に移動 $: カーソルを行末に移動 G: カーソルを最終行へ移動(「3G」や「1G」と指定することで、指定行に移動できる) Ctrl + b: 前方へ1画面スクロール Ctrl + f: 後方へ1画面スクロール Ctrl + u: 前方へ半画面スクロール Ctrl + d: 後方へ半画面スクロール /[文字列]: 文字列を検索(順方向) ?[文字列]: 文字列を検索(逆方向)

viエディタの基本的なコマンド

:w 保存 :w [ファイル名] ファイル名を指定して保存 :q 保存せず終了 ZZ 保存して終了 :wq 保存して終了 :wq [ファイル名] ファイル名を指定して保存して終了 :! [コマンド] コマンドを実行する :e! 保存せず再読み込みする ※ コマンドの後に「!」を付加することで、強制的に実行できる

104.1 パーティションとファイルシステムの作成

104.2 ファイルシステムの整合性を保持する

104.3 ファイルシステムのマウントとアンマウントをコントロールする

104.4 ディスククォータを管理する

104.5 ファイルのパーミッションと所有者を管理する

104.6 ハードリンクとシンボリックリンクを作成・変更する

104.7 システムファイルを見つける、適切な位置にファイルを配置する

105.1 シェル環境のカスタマイズと使用

bashの設定ファイル

全ユーザ共有: /etc/profile: ログイン時に実行 /etc/bashrc : bash起動時に実行 各ユーザ: ~/.bash_profile: ログイン時に実行 ~/.bash_login : 上記がない場合、ログイン時に実行 ~/.profile : 上記2つがない場合、ログイン時に実行 ~/.bashrc : bash起動時に実行 ~/.bash_logout : ログアウト時に実行

105.2 簡単なスクリプトをカスタマイズまたは作成する

105.3 SQLデータ管理

106.1 X11のインストールと設定

106.2 ディスプレイマネージャの設定

106.3 アクセシビリティ

107.1 ユーザアカウント、グループアカウント、および関連するシステムファイルを管理する

107.2 ジョブスケジューリングによるシステム管理業務の自動化

107.3 ローカライゼーションと国際化

108.1 システム時刻を維持する

108.2 システムのログ

108.3 メール転送エージェント(MTA)の基本

108.4 プリンターと印刷を管理する

109.1 インターネットプロトコルの基礎

109.2 基本的なネットワーク構成

109.3 基本的なネットワークの問題解決

109.4 クライアント側のDNS設定

110.1 セキュリティ管理業務を実施する

110.2 ホストのセキュリティ設定

110.3 暗号化によるデータの保護

雑記

その他のコマンド

man: 引数としてコマンド名を記述することで、オンラインマニュアルを表示する apropos(アプロポー): キーワードを指定してオンラインマニュアル(man)を検索する 部分一致による検索を行い、「man -k」と等しい whatis(ワットイズ): キーワードを指定してオンラインマニュアル(man)を検索する 完全一致による検索を行い、「man -f」と等しい find(ファインド): ファイルやディレクトリを検索する locate(ローケイト): 予め作成したデータベースを利用して、ファイルを高速に検索する データベースを手動で作成する場合、updatedbコマンドを利用する ※ 実際にはslocateへのシンボリックリンクとなっており、slocateが実行される slocate: locateをよりセキュアにしたコマンド where: コマンドのフルパスを表示する(csh 及び tcshの内部コマンド) type: コマンドのフルパスを表示する(sh 及び bashの内部コマンド) whereis: コマンドのバイナリ、マニュアル、ソースのフルパスを表示する which(ホウィッチ/フイッチ): コマンドのフルパスを表示する

# 授業内 実習課題

2014-05-15

実習::ハードウェアの設定

接続されているデバイスの表示 USB : $ lsusb [-v:詳細表示] PCI : $ lspci [-v:詳細表示 -vv:更なる詳細表示] SCSI: $ cat /proc/scsi/scsi CPU : $ cat /proc/cpuinfo ※ 特権モードでlsusb, lspciの詳細表示を実行すると、さらに詳細な情報を表示できる。 デバイスファイルの一覧表示 $ ls /dev ロード済みカーネルモジュールの表示 $ lsmod

実習::共有ライブラリの確認

コマンドの実行に必要な共有ライブラリの確認 $ ldd [ファイル] ※ 内部コマンドの実行に必要な共有ライブラリは「$ ldd /bin/bash」で確認する。 共有ライブラリを配置するディレクトリを追加する 例1: 「/usr/local/mylib」ディレクトリを「ld.so.conf」に直接追加する $ su # echo "/usr/local/mylib" >> /etc/ld.so.conf # ldconfig 例2: 「/usr/local/mylib」ディレクトリを「mylib.conf」として追加する $ su # echo "/usr/local/mylib" > /etc/ld.so.conf.d/mylib.conf # ldconfig ※ ldconfigによって、実際に参照される「/etc/ld/so.cache」を更新する ※ 環境変数「LD_LIBRARY_PATH」によっても変更可能

2014-05-19

実習::RPMパッケージの管理

すべてのインストール済みRPMパッケージの表示 $ rpm -qa ファイルをインストールしたパッケージを表示 $ rpm -qf [ファイル]

実習::シェル変数と環境変数

シェル変数の定義 $ [変数名]=[値] シェル変数の表示 $ echo $[変数名] シェル変数のエクスポート $ export [変数名] シェル変数の削除 $ unset [変数名]

実習::コマンドライン操作

コマンド履歴を表示 $ history ※ 「~/.bash_history」に記録されている コマンド履歴から番号指定で実行する $ ![履歴番号] コマンド履歴の保持数を表示 $ echo $HISTFILESIZE または $ echo $HISTSIZE 直前のコマンドを置換して実行します(簡易置換) 例: $ echo test (=> test) $ ^t^ttt (=> tttest)

2014-05-22

実習::manマニュアル

コマンドのマニュアルの表示 $ man [コマンド] セクションを指定してマニュアルの表示 $ man [セクション] [コマンド] [セクション] 1: ユーザコマンド 2: システムコール 3: ライブラリ 4: デバイスファイル 5: 設定ファイル 6: ゲーム 7: その他 8: システム管理コマンド 9: Linux独自のカーネル用ドキュメント タイトルを指定してすべてのマニュアルを表示する $ man -a [タイトル] タイトルを指定してマニュアルを一覧表示する $ man -f [タイトル] または $ whatis [タイトル] 文字列を指定してマニュアルを検索する $ man -k [文字列] または $ apropos [文字列] ヘルプの表示 $ help [コマンド]

実習::テキストフィルタコマンド

行番号を付加してテキストファイルを表示 $ nl [ファイル名] または $ cat -n [ファイル名] 先頭から指定行数を表示 $ head -n [行数] [ファイル名] 末尾から指定行数を表示 $ tail -n [行数] [ファイル名] 文字列中の文字を置換する $ tr [置換前文字パターン] [置換後文字パターン] 例: $ echo test | tr [a-z] [A-Z] (=> TEST) 各行から部分文字列を取り出す $ cut [-bcf 位置] [ファイル]zip -r /home/share/box/backup_$(date +%y%m%d).zip /etc/httpd/ -b: バイト単位で指定 -c: 文字数単位で指定 -f: フィールド単位で指定 位置: -c5 : 5文字目 -c5,7 : 5と7文字目 -c3-7 : 3から7文字目 -c-4 : 先頭から4文字 -c3- : 3文字目移行

2014-05-26

実習::パイプとリダイレクト

テキストファイルの結合 $ cat [ファイル1] [ファイル2] 現在日時の表示 $ date 文字列の検索 $ grep [検索文字列] [対象] ヒアドキュメント $ [コマンド] << EOS **文字列** **文字列** **文字列** EOS ※ "EOS"は任意の文字列 指定ディレクトリ以下のファイルを検索する $ find [ディレクトリ] -name [検索文字列] 標準エラー出力をリダイレクトする 例: $ find /etc -name "*.conf" 2> find.err.log

2014-05-29

実習::シンボリックリンクとハードリンク

シンボリックリンクの作成 $ ln -s [リンク先] [作成するリンク] ハードリンク $ ln [リンク先] [作成するリンク]

実習::パーティション、ファイルシステム、マウント

パーティションテーブルの表示 # fdisk -l /dev/[デバイス] fdiskの対話モード # fdisk /dev/[デバイス] 対話モードのコマンド p: パーティションテーブルの表示 n: パーティションの作成 d: パーティションの削除 w: 変更をディスクに書き込み終了 q: 変更を保存せずに終了 ext2ファイスシステムの作成 # mke2fs /dev/[デバイス] ※ オプション -j を使用することでext3ファイルシステムが作成できる ※ オプション -t ext4 を使用することでext4ファイルシステムが作成できる デバイスのマウント # mount /dev/[デバイス] [マウントポイント] ※ マウントポイント: マウント先ディレクトリ デバイスのアンマウント # umount /dev[デバイス] または # umount [マウントポイント] ディスクドライブの一覧表示(マウントの確認) $ df [-T:ファイルシステムの表示]

2014-06-02

演習::ファイルシステムの管理

ディスク使用量の表示 $ df [-i: iノードの表示] ディレクトリの容量を表示 # du [-m: 集計する] [ディレクトリ] 起動時にマウントするファイルシステムの表示 $ cat /etc/fstab

演習::シェル環境のカスタマイズ

デフォルトシェルの確認 $ cat /etc/passwd ※ $ grep $USER で自分のユーザ名を検索できる ログイン時に実行されるbash初期化ファイルの確認 $ cat /etc/profile $ cat ~/.bash_profile bash起動時に実行されるbash初期化ファイルの確認 $ cat /etc/bashrc $ cat ~/.bashrc

2014-06-23

演習::ユーザーとグループの管理

グループの作成 # groupadd [グループ名] ユーザの作成 # useradd [ユーザ名] ユーザをグループに所属させる # usermod -G [グループ名] [ユーザ名] ユーザ情報の表示 $ cat /etc/passwd グループ情報の表示 $ cat /etc/group ユーザID, 所属グループの表示 $ id [ユーザ名]

演習::ジョブスケジューリング

指定時刻にタスクを実行する cron: 定期的に at : 一度限り cronを設定する $ crontab -e [分] [時] [日] [月] [曜日] [ユーザ] [コマンド] cronの表示 $ crontab -l cronの削除 $ crontab -r atを設定する $ at [時刻] atの表示 $ at -l または $ atq

2014-06-26

実習::システムクロックとNTP

システムクロックを表示 $ date 時刻の修正 # date [MMDDhhmm[[CC]YY][.ss]] MM: 月 DD: 日 hh: 時 mm: 分 CC: 西暦上2桁 YY: 西暦下2桁 ss: 秒 ※ 西暦や秒は省略可能 書式を指定して時刻を表示 $ date "+書式" 書式: %Y: 西暦 %m: 月 %d: 日 %H: 時 %M: 分 %a: 曜日 %b: 月名(ローカル言語) ハードウェアクロックの表示 $ hwclock -r ハードウェアクロックをシステムクロックと同期させる # hwclock --systohc

演習::ネットワークの基本コマンド

基本的なネットワーク情報の表示 $ ifconfig 経路情報の表示 $ traceroute [宛先ホスト] または $ tracepath [宛先ホスト] 名前解決 $ dig [ホスト名] または $ host [ホスト名] ドメインの所有者情報を表示 $ whois [ドメイン名] ※ CentOSの場合、yum install jwhoisで導入する ドメインのメールサーバを表示 $ dig mx [ドメイン名] または $ host -t mx [ドメイン名]

2014-06-30

演習::基本的なネットワーク構成

ホスト名を表示 $ hostname 設定ファイル DNSサーバ: /etc/resolv.conf インタフェース: /etc/sysconfig/network-scripts/